C.G.ユング・R.ヴィルヘルム(著)湯浅泰雄・定方昭夫(訳) 1980 人文書院
有名な,道家の瞑想本(『太乙金華宗旨』)のヴィルヘルムによる翻訳本。解説をユングが頼まれて書いている。ユングが,マンダラや元型など,自身の深層心理学の着想が正しいことを確信したと言われる道家思想の書。この解説を読めば分かるが,ユングはタオイズムにかなり精通しています。
そして何より,本書の内容がたまりません。道教の実践的側面である瞑想(内丹術)について,詳しく丁寧に書かれています。
そしてさらに,湯浅先生と定方先生による日本語訳,というところがまた味があります。湯浅先生の巻末の解説がまた勉強になります。そして定方先生の方はといえば,現在,仙人のような風貌になられています。去年あった人体科学会のセミナーでお会いしました。私の本のことをご存じでおられて,大変恐縮した次第です。
2019年5月10日金曜日
2019年5月1日水曜日
ジェダイの哲学:フォースの導きで運命を全うせよ
ジャン=クー・ヤーガ 2017 学研
面白い。エピソードⅣ~Ⅵを中心に,Ⅰ~Ⅲも加えて,登場人物たちの言葉から,ジェダイの哲学・思想を紐解く。フォースとともにあるジェダイたちの哲学は,今を生きる我々にもそのまま活かすことができる。
「フォース」は,そのまま「タオ」と言い換えても良い。あるいは「ダルマ」でも良いかもしれない。いずれにしても,その教えは現代的でもあり,古代的でもある。大昔から人はこの真理に気づいている。昔も今も変わらない。あとは実践するのみである。
面白い。エピソードⅣ~Ⅵを中心に,Ⅰ~Ⅲも加えて,登場人物たちの言葉から,ジェダイの哲学・思想を紐解く。フォースとともにあるジェダイたちの哲学は,今を生きる我々にもそのまま活かすことができる。
「フォース」は,そのまま「タオ」と言い換えても良い。あるいは「ダルマ」でも良いかもしれない。いずれにしても,その教えは現代的でもあり,古代的でもある。大昔から人はこの真理に気づいている。昔も今も変わらない。あとは実践するのみである。
2019年4月29日月曜日
荘子Ⅰ・荘子Ⅱ
森三樹三郎(訳) 2001 中公クラシックス
『荘子』は,実は初めて原書訳を読みました。今まで『老子』は,原書訳から英訳から解説から色々読みましたが,『荘子』は解説や入門書程度で,一度ちゃんと読もうと思って買ったのがこれ。訳本はいくつもあるけれど,なんとなくどうもこれが一番良さそうだと思って手に取りましたが,良い理由が分かりました。森先生の訳が良い!非常に分かりやすいし,読みやすい。読み進めるのが楽しくなる。ときどき挿入される内容解説も『荘子』理解の助けになる。やっぱりアマゾンの『荘子』本でも第一位。
『荘子』を読むなら,これはオススメです。これで『荘子』全33編一通り読んだので,今度はあれこれ解説本にも手を出してみよう。
『荘子』は,実は初めて原書訳を読みました。今まで『老子』は,原書訳から英訳から解説から色々読みましたが,『荘子』は解説や入門書程度で,一度ちゃんと読もうと思って買ったのがこれ。訳本はいくつもあるけれど,なんとなくどうもこれが一番良さそうだと思って手に取りましたが,良い理由が分かりました。森先生の訳が良い!非常に分かりやすいし,読みやすい。読み進めるのが楽しくなる。ときどき挿入される内容解説も『荘子』理解の助けになる。やっぱりアマゾンの『荘子』本でも第一位。
『荘子』を読むなら,これはオススメです。これで『荘子』全33編一通り読んだので,今度はあれこれ解説本にも手を出してみよう。
2019年4月5日金曜日
身体の時間:<今>を生きるための精神病理学
野間俊一 2012 筑摩選書
現代の精神病理を,身体と自己と時間といった観点から読み解いた本です。
正直書くと,ところどころ論理が飛躍してたり,話が尻切れトンボだったり,なんでそういう結論になるのかよく分からなくなるところが散見されるんですが,全体としては読めました。事例的な話は,とても参考になりますし,やはりリアリティがあります。
現代の精神病理を,身体と自己と時間といった観点から読み解いた本です。
正直書くと,ところどころ論理が飛躍してたり,話が尻切れトンボだったり,なんでそういう結論になるのかよく分からなくなるところが散見されるんですが,全体としては読めました。事例的な話は,とても参考になりますし,やはりリアリティがあります。
2019年3月30日土曜日
脚本を書くために知っておきたい心理学
ウィリアム・インディック(著)廣木明子(訳) 2015 フィルムアート社
この本は面白い。映画の脚本家のために,知っているとヒントになる心理学の話。ただ,「心理学」となっているけど,中身は「精神分析」です。原題もpsychoanalysisではなくpsychologyなので,意図的に「心理学」と書いているのは,まぁ,その方が通じやすいからでしょう。
なので,「精神分析」を映画を題材に学ぶ,という観点でも面白い本になっています。僕はむしろこの観点で面白かった。やや誤植が多い感はあるけれど,訳もこなれていて,読みやすかったです。
精神分析は,やっぱり面白い。なお,イントロダクションで,「精神分析は科学的な心理学者や医学者には人気がなく,非科学的な芸術家や俳優や作家には人気がある」と書いてました。その通り。
この本は面白い。映画の脚本家のために,知っているとヒントになる心理学の話。ただ,「心理学」となっているけど,中身は「精神分析」です。原題もpsychoanalysisではなくpsychologyなので,意図的に「心理学」と書いているのは,まぁ,その方が通じやすいからでしょう。
なので,「精神分析」を映画を題材に学ぶ,という観点でも面白い本になっています。僕はむしろこの観点で面白かった。やや誤植が多い感はあるけれど,訳もこなれていて,読みやすかったです。
精神分析は,やっぱり面白い。なお,イントロダクションで,「精神分析は科学的な心理学者や医学者には人気がなく,非科学的な芸術家や俳優や作家には人気がある」と書いてました。その通り。
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