2020年2月27日木曜日

日本語研究のための認知言語学

籾山洋介 2014 研究者

籾山先生の『認知言語学入門』の続編的位置づけの本。なので,認知言語学の基礎的な(入門的な)本と言うよりも,籾山先生の専門である日本語を対象とした,さらに籾山先生の研究テーマを中心とした内容になっている。

しかし,だんだん,認知言語学の世界が見えてきた気がする。中でも認知意味論の世界が見えてきました。もう少し専門的なのも読んでみよう。ただやっぱり,「日本語」を材料とした本の方が分かりやすいから,籾山先生の本は取っつきやすい。

2020年2月13日木曜日

刺さる言葉:「恐山あれこれ日記」抄

南直哉 2015 筑摩選書

南師の本は,初めて読みました。ただ,どこかで写真とインタビュー記事は読んだ覚えがあります。こういう感じでこういう主張をする人だったのか,と感心。他の本も読んでみたいと思える内容でした。自己とか他者とか実存とか言語とか,面白い。ブログ記事の抜粋なので,論理的というよりは思いの丈を綴っている感じなので,ときどきよく分からないところもありますが,フランクに日常を書いているものなどは,笑えたり感心したり共感したりできました。