2020年4月14日火曜日

時間の言語学:メタファーから読みとく

瀬戸賢一 2017 ちくま新書

これは面白い!!「時間」について認知言語学的に徹底的に分析する,非常にエキサイティングな本です。瀬戸先生の本は初めて読んだので,この,独特の文章に最初戸惑いましたが(読んだら分かります),リズムに慣れると,ところどころに潜むギャグに一人笑いしてしまいます。

ある言葉,ある概念について,認知言語学的にアプローチするというのはこういうことです,という非常に優れた例だと思います。もちろん,学問的なアプローチとして認知言語学における形式・様式はあると思いますが,そういう堅苦しいことは置いておいて,この本のように迫っていけると分かりやすくて良いなぁと思いました。とても参考になりました。

瀬戸先生の本はまた読んでみよう。この先生の授業をライブ(生)で聞いてみたいと思う,そういう本です。

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