2020年3月31日火曜日

銀河帝国は必要か?:ロボットと人類の未来

稲葉振一郎 2019 ちくまプリマー新書

アイザック・アシモフの作品(ロボット・シリーズとファウンデーション・シリーズ)をベースに,宇宙開発,ロボット,人類(の幸福)について考える。著者の専門は社会哲学。本書の分野は,応用倫理学の一つとしての「宇宙倫理学」というらしい。著者のオリジナル?かと思って検索してみたら,意外,こういう分野がすでにあるようです。SF評論,アシモフ論として読んでも十分に面白い。

2020年3月23日月曜日

インド哲学10講

赤松明彦 2018 岩波新書

インドの思想的な展開について,勉強になりました。新書なので,文章は平易で分かりやすいです。ブラフマンを中心とする主に存在論について,様々な学派・教義の考えが,思想史的な流れで解説されています。

2020年3月16日月曜日

認知意味論:シリーズ認知言語学入門第3巻

松本曜(編) 2003 大修館書店

認知言語学の本をいろいろと読んで,どうやら自分はその中でも「認知意味論」に興味があるのだと分かり,その教科書的な本を読んでみた。全編通して,この認知意味論の世界が丁寧に解説されていて,とても勉強になった。結果,自分はその中でも「(概念)メタファー」や「イメージ・スキーマ」に興味があることがますます確信できた。メタファーやスキーマは,認知意味論の中でも,身体性との関わりがより強いテーマだからかと思う。「カテゴリー」の話も面白い。我々が世界をどう認識しているかは,カテゴリーをどう捉えているかから見えてくる。

今後は,認知意味論,メタファーの本を読み進めてみよう。

2020年2月27日木曜日

日本語研究のための認知言語学

籾山洋介 2014 研究者

籾山先生の『認知言語学入門』の続編的位置づけの本。なので,認知言語学の基礎的な(入門的な)本と言うよりも,籾山先生の専門である日本語を対象とした,さらに籾山先生の研究テーマを中心とした内容になっている。

しかし,だんだん,認知言語学の世界が見えてきた気がする。中でも認知意味論の世界が見えてきました。もう少し専門的なのも読んでみよう。ただやっぱり,「日本語」を材料とした本の方が分かりやすいから,籾山先生の本は取っつきやすい。

2020年2月13日木曜日

刺さる言葉:「恐山あれこれ日記」抄

南直哉 2015 筑摩選書

南師の本は,初めて読みました。ただ,どこかで写真とインタビュー記事は読んだ覚えがあります。こういう感じでこういう主張をする人だったのか,と感心。他の本も読んでみたいと思える内容でした。自己とか他者とか実存とか言語とか,面白い。ブログ記事の抜粋なので,論理的というよりは思いの丈を綴っている感じなので,ときどきよく分からないところもありますが,フランクに日常を書いているものなどは,笑えたり感心したり共感したりできました。