2013年8月13日火曜日

荒木飛呂彦の超偏愛!映画の掟

荒木飛呂彦 (2013) 集英社新書

前著『荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論』を読んで,そこそこに面白かったので第二弾の映画論である本書も買って読みました。ぼちぼち面白い。この,荒木という人のごく個人的な趣味・趣向で観てきた映画について語る本です。今回のテーマは「サスペンス」。まぁしかし,この「サスペンス」という言葉をかなり広く使っているので,論理的な厳密性は目をつむりましょう。とにかく,この,荒木氏が,自身の創作にあたり,おそらく(本書に出てくる映画以外にも)ものすごい数の映画を観ているということと,映画を非常に緻密に分析的に鑑賞しているということは,よく伝わりました。荒木ファンの方は必読ですね(私は特に荒木ファンというわけではないけれど,楽しく読めました)。

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