2013年8月21日水曜日

談志が死んだ

立川談四楼 2012 新潮社

落語家・立川談志が死んだのは,2011年11月21日。古参の弟子である著者がその前後のことの顛末を書いた小説。小説って言っても,落語家や場所や建物や団体は,ほぼ実名です。もちろん,立川談志は知ってるけれど,談志の若い頃は知りません。『笑点』の司会はちょうど私が生まれる直前のことでした。そのころからドタバタとあれこれあって,立川流を創設。しかし,実に多くの人がこの立川談志に惚れてるなぁ,ということがしみじみ伝わります。傍若無人,唯我独尊,厚顔無恥,色んな修飾が浮かぶけど,それでも愛されるわけだから,ホント,凄い人だったんだろうなぁ,きっと。さて,この人の落語をちゃんと聞いたことがないので,改めて,今度聞いてみよう。

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