2014年4月1日火曜日

タオの気功:健康法から仙人の修練まで

孫俊清 1995 築地書館

武当龍門派気功の入門書。まずは実践,という主旨の本で,4分の3は気功実践に関する解説です。図と説明で非常に分かりやすく解説されていますから,「こんな感じかな?」と実際にやってみることができます。呼吸と気(のイメージ)の合わせ方など,個人的には,空手にも応用できる点がいくつかありました。また,スワイショウや站椿,開合,無極(で立つ法)といった基本的な気功のエクササイズや,あるいは制定の近代的な八段錦などとも(当然ながら)共通する修練が多数含まれていて,そうしたエクササイズの意味や方法の理解を深められます。道教やタオの思想については,最終章にまとめられていますが,本書は実践中心なので,それらについて詳しく知りたければ他書に依った方が良いでしょう。

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