2016年3月30日水曜日

東山彰良 2015 講談社

遅ればせながらようやく,第153回直木賞受賞作を読みました。面白い。読み応えあり。ただ,選考委員の北方謙三氏の帯の惹句「二十年に一度の傑作!とんでもない商売敵を選んでしまった」はちょっと言い過ぎではないのかね(笑)。いや,面白いよ,面白い。本当に面白い。だけど,二十年に一度は言い過ぎでしょう。でも,上手い惹句だね~。さすが作家。

70年代80年代の台湾を舞台にしているところ,親子三世代が複雑に絡み合うところ,仁義・友情・家族愛,そして恋愛が詰まってるところなど,謎解きと冒険と成長があり,読み応えありです。日台合作で映画にでもなれば,面白いかも。

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