2017年9月9日土曜日

タオは笑っている

R.M.スマリヤン(著)桜内篤子(訳)1981 工作舎

読んで面白い本というのに巡り会うと,わくわくして人に言いたくなります。そういう本です。タオが好きな人は,読んで損はない本です。タイトルは,『タオは笑っている』ですが,原題は"The Tao is silent"です。どちらも良いタイトルです。

タオは言葉にしづらい(できない)けれど,タオってこんな感じ,というのがフワッと感じられる,そういう本です。1981年出版の本ですが,中身はまったく色褪せていません。なにせタオについての本ですから,当然,色褪せることはありません。

著者のスマリヤンは,今年の2月,つまり半年くらい前に亡くなりました。97歳。著名な論理数学者であり,哲学者であり,プロ級の手品師であり,そしてこの本の著者です。なんて素敵なんでしょうか。是非一読をオススメします。

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