2019年9月5日木曜日

教養としての認知科学

鈴木宏昭 2016 東京大学出版会

良書。とても分かりやすい。そしてときどき緩いコメントやボケが入っていて,本当に鈴木先生の講義を聴いているかのようです。認知科学という学問が何をどう扱う学問なのか,今までどのように扱われてきたか,今はどうか,これからはどうなっていくべきかも語られています(もちろん,「今」はどうかが,本書のメインです)。

その上で,その知識でもって広く人間を知り,広く生活に応用する,まさに「教養」としての認知科学を提供しています。こういう本を書きたいと思うけど,それはまたいつか。


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