山下良道 2015 河出書房新社
山下師の「青空」である自分に気づく瞑想です。『アップデートする仏教』(藤田・山下)では,対談形式ということもあり,いまいち「青空」の話がよく分からないままだったのですが,本書を読んで,非常によく分かりました。様々な仏教瞑想の本質的なところをまとめた,山下師独自の「ワンダルマ・メソッド」の紹介です。
瞑想とはどういうことか,マインドフルネスとはどういうことか,を山下師の視点と言葉でもって説明されています。瞑想が良い理由,瞑想のやり方,心構えなど,やさしく丁寧に書かれています。マインドフルネスの本は,最近,たくさん出ていますが,これはその中でも良書の一つです。
マインドフルネスは,語る人によって語り方が多少違うし,アプローチの仕方も多少違います。目指しているところはきっと同じですが,そこへ導く言葉や道筋が多少違ったりします。ですから,個人的には,マインドフルネス瞑想や坐禅を考えるとき,いくつもいろんな本を読んだ方が良いように思っています。そうすると,通底する核心(本質)のようなものが見えてくるからです。
その意味で,本書は,マインドフルネスや瞑想を考える,必読書といえるでしょう。
2016年4月19日火曜日
2016年3月30日水曜日
流
東山彰良 2015 講談社
遅ればせながらようやく,第153回直木賞受賞作を読みました。面白い。読み応えあり。ただ,選考委員の北方謙三氏の帯の惹句「二十年に一度の傑作!とんでもない商売敵を選んでしまった」はちょっと言い過ぎではないのかね(笑)。いや,面白いよ,面白い。本当に面白い。だけど,二十年に一度は言い過ぎでしょう。でも,上手い惹句だね~。さすが作家。
70年代80年代の台湾を舞台にしているところ,親子三世代が複雑に絡み合うところ,仁義・友情・家族愛,そして恋愛が詰まってるところなど,謎解きと冒険と成長があり,読み応えありです。日台合作で映画にでもなれば,面白いかも。
遅ればせながらようやく,第153回直木賞受賞作を読みました。面白い。読み応えあり。ただ,選考委員の北方謙三氏の帯の惹句「二十年に一度の傑作!とんでもない商売敵を選んでしまった」はちょっと言い過ぎではないのかね(笑)。いや,面白いよ,面白い。本当に面白い。だけど,二十年に一度は言い過ぎでしょう。でも,上手い惹句だね~。さすが作家。
70年代80年代の台湾を舞台にしているところ,親子三世代が複雑に絡み合うところ,仁義・友情・家族愛,そして恋愛が詰まってるところなど,謎解きと冒険と成長があり,読み応えありです。日台合作で映画にでもなれば,面白いかも。
2016年3月15日火曜日
劇画ヒットラー
水木しげる 1990 ちくま文庫
水木しげるの戦争漫画。ヒトラーが画家になろうとウィーンに下宿しているところから,ナチス党の総統となり,ヨーロッパで戦争を始め,最後は地下壕で自殺するところまでを,淡々と描いています。ユダヤ人虐殺は,ヒトラーやナチス絡みでは必ず出てきますが,この物語では冒頭に出てくるだけで,後は,ヒトラー中心に誰と交わり,どうやってヨーロッパの国々や歴史が動いていったかだけを描いています。この,淡々とした感じは,おそらく水木漫画の特徴か,あるいはもしかしたら昭和の劇画の特徴なのか,はたまた伝記漫画の特徴なのか分かりませんが,いずれにせよ,セリフ付きの人物と風景とが連続する,そういう漫画です。
水木しげるの戦争漫画。ヒトラーが画家になろうとウィーンに下宿しているところから,ナチス党の総統となり,ヨーロッパで戦争を始め,最後は地下壕で自殺するところまでを,淡々と描いています。ユダヤ人虐殺は,ヒトラーやナチス絡みでは必ず出てきますが,この物語では冒頭に出てくるだけで,後は,ヒトラー中心に誰と交わり,どうやってヨーロッパの国々や歴史が動いていったかだけを描いています。この,淡々とした感じは,おそらく水木漫画の特徴か,あるいはもしかしたら昭和の劇画の特徴なのか,はたまた伝記漫画の特徴なのか分かりませんが,いずれにせよ,セリフ付きの人物と風景とが連続する,そういう漫画です。
2016年3月14日月曜日
蛭子の論語
蛭子能収 2015 角川新書
「論語」を読みながら,蛭子氏が感想を述べる,という体裁の本。何か語るテーマがないと蛭子氏も語りにくいので,そこに「論語」を持ってきた,という本です。だから,別に「論語」じゃなくてもよい。「老子」(道徳経)でもいい。でも,道教だと蛭子氏の世界と近いので,あえて儒教を持ってきたのかもしれない。そうすれば,蛭子氏の世界が対比的により鮮明になるから。
「論語」を読みながら,蛭子氏が感想を述べる,という体裁の本。何か語るテーマがないと蛭子氏も語りにくいので,そこに「論語」を持ってきた,という本です。だから,別に「論語」じゃなくてもよい。「老子」(道徳経)でもいい。でも,道教だと蛭子氏の世界と近いので,あえて儒教を持ってきたのかもしれない。そうすれば,蛭子氏の世界が対比的により鮮明になるから。
2016年3月5日土曜日
今を生き抜くための70年代オカルト
前田亮一 2016 光文社新書
オカルト好きにとって,70年代のテーマのおさらい的な本。特に目新しい掘り出し情報はないけれど,71年生まれである私にとっては,懐かしいテーマがさらえて面白かったです。
オカルト好きにとって,70年代のテーマのおさらい的な本。特に目新しい掘り出し情報はないけれど,71年生まれである私にとっては,懐かしいテーマがさらえて面白かったです。
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