2013年6月14日金曜日

炎上する君

西加奈子 2010 角川書店

短編集。ピースの又吉直樹氏が読書エッセイ集『第2図書係補佐』で勧めてたので,読みました。舞台設定はどれも面白い。けど,全部最後は幻想的に終わるパタン。ほのぼの?まろやか?前向き?ほんわかと終わるのが好きな人は好きかな。僕はなんだか,もう少しはっきりばっさり(ポジでもネガでも)終わる方が好きだね,どうも。ガツーンと来てドンヨリするのでも,スカーッとしてハレバレするのでも。とは言ってもいろいろだけど。この短編集は,どれもファンタジックで茫洋とした感じで終わる。僕は意地悪な性格なもので,読後,著者がさて一体どんな顔してるのか,ネットで拝見。山崎ナオコーラ,怒るぞ(笑)。と思ったら,お二人,お友達なのね。どうぞご勝手に。

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