2015年5月4日月曜日

首折り男のための協奏曲

井坂幸太郎 2014 新潮社

久しぶりに小説を読みました。そしてやっぱり井坂小説は,面白い。仙台に縁のある井坂氏は,震災時,しばらく書く気力が失せたというようなことをどこかで読んだけど,この1~2年の精力的な執筆は,すごい。その生産スピードにまったく付いていけず,ようやく今,「首折り男のための協奏曲」を読むことができました。その他,いくつものタイトルの単行本が出ていますが,取捨選択して数冊購入。その第一弾です。

タイトル通り,最初の数編は首折り男の話ですが,それが続くのかと思いきや,探偵・黒澤の話が途中数編。だから,首折り男にまつわる連作,というわけではありません。最後にまた首折り男が絡んだ話。まぁ,それでも,どの短編も面白いから,良い。

京極夏彦,万城目学,井坂幸太郎,東野圭吾。他には最近,中村文則。この辺りは,世の中の評判通りではありますが,どれも当たりです。

0 件のコメント:

コメントを投稿