2014年2月5日水曜日

聖なる怠け者の冒険

森見登美彦 2013 朝日新聞出版

期待して購入し,読み始めたけれど,率直に言えば,ところどころの場面は面白いんだけどれど,全体的には面白くなくて,もう最後の最後のところで我慢しきれず,読むのを止めました。森見小説と言えば,『太陽の塔』『四畳半神話体系』はものすごく良かった。しかし,『きつねのはなし』はまだしも,『夜は短し歩けよ乙女』あたりから,「ん?」という感じで,この人こういう幻想的な小説を書くのが好きなんだと思うようになり,あまり読まなくなりました。ただ,『恋文の技術』は爆笑なのでおすすめ。そこでこの『聖なる・・・』ですが,『きつね・・・』『夜は・・・』と同系統ですね。もうたぶん,森見小説は,なんとなく,買わないような気がする。残念。

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