2014年11月7日金曜日

たった7つのポーズで身につく「掤勁」養成法

スコット・メレディス(著)大谷桂子(訳) 2014 BABジャパン

うううむ。これは・・・。

何かを言おうとしているその熱意は伝わるけれども,何を言おうとしているのか,その具体性・科学性・客観性に欠ける言葉の選択が,意味を不明にさせている。これは日本語訳の悪さもあるけれど(訳者がこの手の話の専門でなければ,訳したらこんなすっちゃかめっちゃかな訳になるのかもしれない),いや,訳者の大谷さんという人の肩を持つとすれば,原文も結構癖のありそうな本なので(随所に,「達人=変人」と勘違いしたような表現が散りばめられているのが,なんとも鼻につく),このスコット・メレディスという人が悪いかもしれない。

いや,何やら伝えようとしているものは,何となくこれのことかなという実感は,ある。しかし,それを伝えようとするための言葉選びが良くない。かつ文章も悪い。要するに分かりにくい。悪文である。本人は悦に入っているようだが,そんな個人的陶酔につきあってられない。加えてその翻訳書ということで,おそらく,専門外の人が訳しているから,その分かりにくさが倍増している。

4分の1まで読んで断念。というか,時間がもったいないので中断。

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