2016年2月6日土曜日

怒り:心の炎の静め方

ティク・ナット・ハン(著) 岡田直子(訳) 2011

その方法は,意識的な呼吸と意識的な歩行。これを実践し気づきを養う。そして,コンパッション(思いやり,慈悲)の心をもって相手に接する。本書はこのことを,いろいろな例を示したり,色んな側面から説明したりしています。

怒りを拒絶したり捨て去ろうとしてはいけない。受け入れる。胃が痛いからと言って胃を捨て去ろうとはしない。足が痛いからって足を切り捨てたりしない。自分の赤ん坊が泣いているからといって,置き去りにしない。全力で癒そうとする。全力であやそうとする。怒りも同じである。怒りもまた自分の一部であり,だから,怒りを全力で癒さなくてはならない。全力であやさなくてはいけない。

良い教えです。

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