2013年3月13日水曜日

「生きづらい日本人」を捨てる

下川裕治 2012 光文社新書

日本を脱出(?)し,アジア(沖縄を含む)で暮らす日本人のルポ。どの話もそれぞれ,日本の「生きづらさ」が浮き彫りにされている。ここで包括的に「生きづらさ」としているけれど,もう少し分解すると,資本主義,拝金主義,バブル崩壊,あるいは物価高,仕事のなさ(リストラなど),要は全部,「お金」に関わることでした。色んな意味でお金に振り回された末に,貧しい生活だけれどもお金に振り回されないアジアの国々に長期滞在(移住)している人たち。冒頭,著者は,「沖縄病」という言葉を使っているけれど,少しだけ分かる気もする。

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