寒川恒夫 2014 平凡社
本書の書名と,目次に並ぶタイトル(テーマ)はどれも魅力的で,一体,どういう話が展開されるんだろうとワクワクして読み始めたけれど,どうも読みにくい。著者の専門は人類学なので,人類学の文章ってのはこういうノリなんだろうか。どう読みにくいかというと,言いたいことがあっちへいったりこっちへいったりとブレまくる。いや,大局的に見据えよう,という意図なのかもしれないけれど,さっきはこっちの話をしていたのにいつの間にか脱線してそっちの話になって,それが先ほどのあっちの話とどうつながるのか良く分からないまま,終わる。もちろん,一つ一つの話は,回りくどい文章だけれど言いたいことは何となく分かる。けれど,これを続けて読むのがどうも,辛い。なので,3分の1ぐらい読んで断念しました。
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