2015年3月19日木曜日

禅とタオ

加島祥造・板橋興宗 2012 佼成出版社

詩人・道家である加島氏と禅僧である板橋師との対談本。89歳と85歳の対談。対談本ですから,2時間ぐらいで読めます。タオと禅は,同じだね,という観点で,世の中や人のあれこれをお二人で語っておられます。下段に,丁寧に,出てくる言葉の注が示されているけれど,これはきっと編集の人が後からくっつけたもののようで,二人の思想的背景やポイントとずれているものもあるから注意。たぶん,長い対談を,編集者が分かりやすく短くまとめたので,会話がかみ合っているところとかみ合っていないところ,あるいは,前後で矛盾しているようにも見えるところも,いくつか散見されますが,まぁしかし,89歳と85歳,話す内容の今時具合とクリアさに,驚きます。

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